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|| 2007年07月02日


AX 2007 企業ブース紹介


AX特集も第10弾に突入!

AXで行われる主なイベント紹介は前回はほぼ全て紹介しましたが、アニメエキスポは、ただ豪華なゲストが参加して、パネルを行ったり、コンサートを行ったりするだけではありません。

アニメエキスポは最新のアニメ・マンガを日本企業などが米国に紹介するイベントでもあります。
エキスポは訳すと見本市とうことになりますから、言わば企業によるアニメの見本市でもあります。

ただ、この商品見本、商品紹介は近年さらに強くなって気はいますが、AXは元々は米国のアニメファンが自分たちの趣味が高じて出来たイベントなので、本質的には東京国際アニメフェアのような場ではなく、どちらかというと商品紹介がオマケです。(ちなみにAXは部類的にはコミケやワンフェスの仲間です。)

とはいえ、全米一の規模を誇るこのイベントにおいて、未だにセーラームーンやドラゴンボールだけが大部分を占めているわけにもいきません。(かなり大げさに書いています。)

やはり全米最大の規模を誇るイベントとしては、常に最新の日本のアニメを紹介し、全米に向け発信していく最先端の場であるべきです。

元々はアニメファンがファンのために作ったイベントですから、いきなり最新のアニメを持ってこいと言われても、なかなか簡単には出来ません。(特に10数年前のイベントが開催されて間もない頃は)

そこで、どうしても必要なになるのが、スポンサーとして日本のアニメ事業を持つ企業の参加。
毎年のように参加者が増えているこのAXは企業側にしても新作発表の絶好の場でもあります。

では、アニメエキスポにおいて、企業ブースはいかなるものかをこのページで紹介したいと思います。
さっそく、本題へ

 

写真は開場前のロビーの様子。大勢の人が列を成して何かを待っています。

この先にあるものは一体なんでしょう?ゲストのパネル?コンサート?いえいえ、この列は全て企業・商業ブースのあるエキシビットホールへ向かう列なのです。毎年のことなんですが、アニメエキスポに参加する人のほとんどが必ず向かう場所が、このエキシビットホールなんです。

上の写真は初日の会場前の様子です。初日なだけあって大勢の人が待っていたと思ったら大間違い。この日はOPセレモニーがあったので、初日だけ12時からの開場でしたが、通常開場が10時にもかかわらず、8〜9時には既に列を作っています。まあ、何故こんなに人が並ぶのか理由はまた後ほどご紹介します。

まずは今回のAXに出展されていた企業ブースを紹介したいと思います。

まずはBANDAIから紹介します。
ここ最近のAXではその時のメインスポンサーのような企業があります。(その時のゲストによって)
良い例を挙げると、2年前のKOTOKOのゲスト参加はジェネオンの力添えがあってのものでした。

そして、今回のSOS団はBANDAIが米国でDVD販売のライセンスを取得しているため、今回のAXではBANDAIが会場内で一番賑わっていました。

ちなみに角川ピクチャーズは米国にも事務所はあるみたいですが、日本でも比較的新鋭の企業なので、米国ではBANDAIに依託のような形で販売を行うみたいです。

ただ、BANDAIで涼宮ハルヒを前面に出すという光景は日本では考えられないような組み合わせですよね。バンダイブースで紹介されていた作品はメインのハルヒ以外にはあまりありませんでした。毎年バンダイは、ひとつの作品を集中的に宣伝をするので、去年はエウレカセブンを大きく宣伝しておりましたが、今年はハルヒ一本でした。

BANDAIは日本でナムコと合併しているので、それはこちらも変わらずゲームの紹介も同じブースで行います。 ただ、ナムコ系ゲームはあまり紹介しないようで、バンダイ元々のゲーム事業部の商品紹介と言った所でしょう。ラインナップもNARUTO、.hack//GU+などなど。

ちなみにこちらのBANDAIはガンダムの販売にそんなに力を入れていないので、(どうせ売れないから)
比較的人気があるSEEDやSEED Destinyの紹介はもう行っていません。

来年はおそらく、今秋放送予定のガンダムOOのプロモーションを行うと思います。

 

お次はジェネオンの紹介です。
ここは作品のラインナップ、新作共にかなりの量をほこり、毎年新しい作品をドンドン輸入してきます。
米国のオタク事情がかなり日本寄りになれたのは、ジェネオンのおかげでしょうね。

ここ最近発売された主なタイトルは、かみちゅ!、苺ましまろ、ローゼンメイデン、エレメンタルジェレイドなどこちらもジェネオンに変わりロンドローブが確立されてからまだそんなに時間が経っていないので、最低でも2〜3年前の作品ばかり扱っています。

 

今年のジェネオンで紹介されていた作品はヘルシングOVAを前面に出しつつ、ローゼンメイデンを紹介。
今後の発売予定作品に彩雲国、ブラックラグーンなど毎回紹介する作品が新しいものばかりになってます。

ヘルシングOVAも良く考えれば、2年前にKOTOKOコンサート前の企業プロモーション時に、作者と監督を招いて軽いトークショーを行っていましたからねぇ、あれからたったの2年で発売できるのはさすがと言うべきですね。

お次は珍しい出展、東映アニメーションを紹介します。
アニメエキスポの企業出展は通常、DVDの販売元が行うんですが、今回は製作元がブースを構え、
自社作品の紹介をしておりました。

デジモン・ボーボボ・プリキュアと東映の最近の看板商品を紹介。
デジモンもこちらではかなりヒットしましたし、ボーボボはアニメの放送もしております。

プリキュアは・・・放送はしているらしいですが、見たこともなければ反応も知らないので、どれだけヒットしているのかは不明です。この棚にディスプレーされているのが人気を示すものなら、プリキュアの米国での知名度はこの順番ですね。

それはさておき、今回のゲストの中にワンピのアニメ版作画監督である井上栄作さんが参加されました。本人も言っておりましたが、今度、米国でワンピのTV版をもう一度順番通りに放送しなおすと、東映がワンピの販売に物凄く力を入れていました。

このブースのほうでもワンピにものすごく力を入れたかったのがよく分かるものがありました。

 

ブースの裏に飾ってあったルフィ、サンジ、ゾロの3体。
この位置はエキシビットホール入り口側に面して配置されていたので、来訪者ほぼ全員が目にする位置に置いてありました。パイレーツの映画人気もありましたし、そこに便乗している部分もあるとは思いますが、今後のこちらで人気が気になるところです。(右は・・・まあ、気にしないでください。)

お次はブロッコリー、バンダイビジュアルなど複合企業ブースの紹介です。
ブロッコリーは毎回ゲーマーズの出展も兼ね、今回も例外なく同様でした。
ただ、今回はひとつ違っていた部分があります。

 

ブロッコリーはゲームの販売に力を入れようと、ギャラクシーエンジェルII、ダ・カーポなど、そろそろ、そっち系の輸入を目指しておりました。特にダ・カーポは去年からその動きがあり、CooRieのrinoさんをつれてきたり、今回はD.C.原画氏・たにはらなつきさんを招いたりとかなりの力の入れよう。

アンケートボックスですが、コレは全て原画氏・たにはらさんの手書きによるもの。ファンにはたまらない一品ですよね、滅多にお目にかかれない代物でした。ちなみに3日目にこのブースの前でたにはらさんともう一方(スイマセン、エロゲは良く分からないです)が色紙にサインと共にキャラクターを実演で描かれていました。情報によると4日目にサイン会で出すそうでした。

さすがはゲーマーズ系というべきでしょうか、こういう作品に長けているブロッコリーらしいブースでした。

 

お隣のバンダイビジュアルのブースではFREEDOMの紹介をしていました。
何でも米国でも近々HDDVDで発売され、米国初のHDDVDでのアニメの販売になると言われていました。ただ、何でバンダイとバンダイビジュアルが別々で出展していたのは謎です。

また、今回、インダストリーゲスト(企業が招いたゲスト)でFREEDOMの監督や制作スタッフが呼ばれ、FREEDOMの企業主催パネルや上映も行われていました。

FREEDOMは大友克洋キャラデザの作品ですが、同じ大友さんのAKIRAは米国でもアニメファンから高い人気を得た作品なので、同じ作品として現地の人気が気になるところです。

また、このブロッコリーなど複合ブースではアトラスも出展されていました。
最新作ペルソナ3やルミナスアークのデモ画面流したりとゲーム関連も紹介がされていました。

また所変わって、D3PUBLISHERのブース。
今回はBANDAI、CIRCUS、ATLUSに続くゲームを紹介している企業です。
アニメエキスポ=アニメ・マンガ紹介と言うイメージですが、今年はやけにこういったブースが目立ちました。

通常、ゲームはLAで行われる世界規模のゲーム見本市「E3」で紹介されますが、こういったキャラクターゲームを販売している会社にしてみれば、E3よりもこちらのほうが集客できると思います。

人気作品はなんと言ってもNARUTO。
ニンテンドーDSやWii用の新作ゲームのフリープレーなど、常に誰かがプレーしていると言う人気がありました。

で、話は戻って、アニメを主にした企業を紹介。
こちらは2年ほど前に日本のUSJで展示されていたと思われる鋼の錬金術師のスタチュー。

おそらくUSJと同じものでしょう。ここはハガレンやドラゴンボールで有名なFunimationのブースです。

 

Funimationといえば、去年まではハガレンでしたが、今年はハガレンブームも大分落ち着き、コスプレイヤーもあまり見かけませんでした。しかし、Funimationは現地企業ながら、なかなか良い作品を販売するので、ファンはそれなりにいるようです。また、今年は去年の秋から米国でも放送が開始された、クレヨンしんちゃんの紹介もしておりました。

作品がヒットするかしないかは別にしてもファミリー層も含めた販売を行い始め、米国におけるアニメがいかに身近なものになったかよく分かります。ただ、あの下品な表現やDVに近い表現がこちらで受けるかはまた別の話ですけど・・・

 

最後はEver17の翻訳版販売で有名なHIRAMEKIを紹介。
HIRAMEKIは2005年時にEver17を発表後、あまり目立った動きが無いのが残念。

今回も新作発表よりは商品の販売を主としていたので、どちらかと言うと、商業ブース扱いでした。
やはり、ノベル系ゲームはライセンスもさることながら、こちらではあまり流行らないのでしょうか。

とりあえず、ノベルゲーの今後の発展に期待しましょう。

以上が主な企業ブースの紹介です。

ひとつだけ言わせていただくと、最近アニメの新作発表が大分落ち着いてきているなぁと言うのが感想。去年からそういう雰囲気はしてましたが、今年は一層感じました。

また、今回はゲームの紹介(ギャルゲー・キャラゲー)が多く、今後はアニメよりもそちらの新作紹介の方が賑わう可能性がありました。

ただ、ギャルゲーにしろキャラクターは良いものの、そのゲーム自体プレーしてもらえるか、米国であれだけ漫画が流行ったのも小説など文字を読むのが嫌いなアメリカ人がいたからこそ、流行ったわけですが、ギャルゲーはゲームですが、どちらかというとノベルに近いので、人気が出るか・・・

エロゲファンはそれなりの数はいるようですが、アニメファンの中で流行るかが問題です。
しかし、これで米国でもオタはアニメ・ゲーム・マンガという日本と同じように向きかけております。

来年は企業もどういった作品、ジャンルで勝負してくるかたのしみです。
今回は以上。
次回は商業ブースを紹介します。

文・写真 ヨシ沢



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