デスノート全米上映イベントレポ
ほぼ2ヶ月ぶりになりましたが、久しぶりの更新です。
今回は、10月15日〜16日に全米規模で行われた実写版「デスノート」の上映イベントを紹介します。
去る10月15日〜16日、全米の劇場にて、2日間限定ながら実写版デスノートの上映イベントが開催されました。今回のイベントは、集英社の現地法人であるVizが企画したイベントで、両日とも、夜7:30の1回のみの超限定上映会。
しかし、なぜ、デスノートなのでしょうか?
それは、デスノートのその斬新なストーリーにあるからだと思います。
デスノートは、今や日本のみならず、世界中で人気を博しています。もちろん、ここ米国も例外ではありません。最近のジャンプマンガの中では、NARUTO、BLEACHに並ぶほどの人気を誇り、OTAKUから子供まで熱狂的なファンが多くいます。
しかし、米国におけるデスノートの位置は少し特殊な部類に入ります。現在、米国では、マンガ・アニメ文化の他にゴスロリ文化が大変人気を博しています。そして、デスノートにもそんなゴシック的な要素が数多く見られます。有名なのが、弥海砂。作中の彼女のゴスロリ文化を意識したファッションに惹かれるファンも少なくないようです。
また、デスノートには、ゴスロリ文化の他に、EMOと呼ばれる現地特有の若者文化の要素を持ち、偶然にもその両方の文化兼ね備えた作品で、OTAKUのみならず広い層から支持されています。
そんな、デスノート上映イベントには、一体どんなファンが観に来るのか?
これは非常に気になるところです。
ということで、今回は力を入れ、この2日間限定の上映イベントに両日共参加しました。
では、さっそく本文スタート。

現在公開中の映画、イーグル・アイと共に表記されるデスノート。
日本では、あまり違和感は無いと思いますが、ここは米国。
遂に、日本の映画が現地の大手シネコンで上映される時代になりました。

ちなみに、デスノートの隣についているNRとは、Not Ratedの意。
このNRは映画レーティングで主に外国映画やプロモーション上映の時につけられます。
Not Rated=レートが無いという意味になりますが、だからと言って、誰でも簡単に観れるわけではありません。特にデスノートには、直接的な描写は少なくても、大量殺人をテーマにしているので、このようにレイトショーに近い時間のみの上映になりました。(Viz側の配慮ですね。)
さっそく、館内に入りましょう。

デスノートが公開された劇場の様子。
この劇場は、同シネコンの中では比較的小規模ですが、それでも現地の劇場で上映されるのわけですから、これで十分です。

ちなみに、今回上映されたデスノートは、劇場2部作品の後半、つまり最終回になります。
現地ではLのファンが多く、Lが死ぬという結末の描写は、現地のファンも気になるところ。
また、今回の上映は、日本語音声/字幕ではなく、全て英語吹き替えとなり、まさに現地向けの上映会となりました。おかげで、劇場にいた観客の層と反応、様子を知るには持って来いでした。
ちなみに2日間限定のイベントと言えど、やはりそれぞれに違いがありました。
ということで、15日の分と16日の分をそれぞれ紹介したいと思います。

今回のチケット、左が10月15日分、右が10月16日分。値段は$10.00丁度。
10月15日 イベント初日
現地ファンが待ちに待ったイベントの初日。
館内の観客はざっと見たところ50人程(館内の定員200人)ですが、水曜日ということを考えれば多いと思います。また、客層を見てみると、やはり明らかなファンが多く、このイベントの為に来たということが伺えました。
年齢層では、10〜20代が主で、こちらはほぼ予想通りでしたが、女性ファンが多く見に来ていました。
中には、Lのぬいぐるみを持参したファンや、Lの格好を意識したファンなども見られました。(共に女性)
ただ、今回のイベントで驚いたのは、全体的に見て白人のファンが多かったということです。大抵、こういった作品はアジア系の方が熱狂的になる傾向がありますが、今回の結果では、予想以上に白人のファンが多く、デスノートがそれだけ広い層に支持されていることが分かりました。
ちなみに、わざわざ初日に見に来た人はみんな熱狂的なので、こちらも予想通りと言いますか、上映中、観客からは笑い声やLの登場シーンなどで、女性ファンの黄色い声が聞こえるなど、楽しんでいる様子が伺えました。(ちなみに、ラストの展開に意表をつかれ、驚くファンが多かったです。)
10月16日 イベント2日目
イベント2日目にして最終日にあたる木曜日。
この日は、週末に近いこともあり、前日よりもOTAKU系のファンが少なく、幅広い年齢層が参加していました。中には、小学生と思われる集団が親を連れて見に来くるなど、とても印象的でした。
観客数は昨日とさほど変わりはありませんでしたが、今回は男性の方が多く来ていました。ちなみに、ファンの反応は驚くことに、前日と違っていて、共通で笑うシーンやリアクションをするシーンもあれば、前日は笑い声が多かったシーンに笑わなかったり、Lに対する反応があまり多くなく(女性が少なかった為)、ファン層によって見方が変わっていたのが、興味深かったです。どちらかというと、おとなしい感じでした。

デスノートのシャツを着て、イベントに駆けつけたファン。
ちなみに、木曜の上映にも、デスノートのシャツを着てまで見に来ていたファンがいたので、少し感想を聞いてみました。話を聞いたのは、右の男性。彼は現地版ジャンプを購読していて、デスノートは特にお気に入りの作品らしく、このイベントについてはジャンプ情報知り、わざわざ駆けつけたそうです。
作品については、全体的な流れやラストに多少不満があった様子。楽しみにしていたのに・・とぼやいていましたが、それだけ好きな作品だからこそ、あえて厳しく評価したのでしょう。なお、写真に写っているTシャツは、現地のサブカル系ショップで、DVD(劇場版第1部)と共に売られていたもので、彼はこのデザインが一番気に入ったようです。(女性はLのファンが、男性はキラのファンが多いです。)
以上が、今回の上映会の様子でした。
今回の様に、全米規模で上映イベントが行われるのは、それだけ日本のマンガ・アニメ文化が米国に普及しているという表れでしょう。また、今回のイベントにこれだけの層が来たのは、やはり、Webだけではなく、月刊誌を発売するなど、あらゆる広告媒体を利用できるVizだからこそですね。
ちなみに、デスノートII上映イベントは、12月3日にもカナダでも予定されているようです。
(ただし、こちらはワンナイトオンリー。)
積極的にPR活動を行うVizの今後の動向に目が離せません。
文・写真 ヨシ沢
|