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|| 2005年10月29日


学校の怪談、第1話はこんな感じ

前回はDVDのパッケージだけで済んでしまいましたが、今回はやっと中身紹介です。

一応、今回のこれは記念すべき50回目のトピックなのです。
(50回目が自分の好きなアニメを紹介する回になるとは・・・・)

これはもう愛です。愛ですよ!! (全員無視)
今回はもう、嫌ってほど学校の怪談の話ですよ。

では、早速本文スタートと言いたいんですが、今回紹介するこの学校の怪談が、日本でどのくらいの認知度があるのかよく分からないので、念のため補足説明を書きます。(内容を知ってる方は、この辺は無視して、先に行ってくださってOKです。)

まず、学校の怪談とは、2000年の10月から翌2001年の3月までフジテレビ系列で、毎週日曜夜7:30から放送されたアニメ。

製作:スタジオぴえろ
監督:阿部記之(有名な作品で忍空。現在はBLEACHの監督で有名)

キャスト
宮ノ下さつき:川上とも子
宮ノ下敬一郎:間宮くるみ
青山ハジメ: 本田貴子
柿ノ木レオ:津村まこと
恋ヶ窪桃子:佐久間紅美
天の邪鬼:中尾隆聖

こうやって見ると豪華な声優陣を起用しているこの作品でした。

そもそも、この学校の怪談は、放送前に同時間帯にやっていたGTOの低視聴率化と同年4月に放送が開始されたワンピースの初期放送時の時間帯がバラエティー枠を拡大するためにワンピの曜日移動までの間放送した、いわば繋ぎ番組な作品なんです。

つなぎ番組と言われているアニメですが、それでも平均視聴率は12.2%をマーク。

また、
ウィキペディアに詳細が書いてありますが、タイトルは学校の怪談とは謳っていますが、実際はゴーストバスター的内容に視聴者からはなかなかの評価を得た作品らしいです。

しかも、穴埋めと呼ばれながらも毎回高いクオリティーで制作されたこのアニメには、隠れた名作と未だに崇拝しているファンもいます。(現に自分がそうです。)ただ、現場はかなり過密なスケジュールだったようで、まあ、色々と失敗した点もあった曰く付きの作品でも有名でした。

現在、幻と呼ばれている第3話の口裂け女の話が、放送1週間前に一部から抗議が起こり放送中止。たった2回しか放送してないにも関わらず、急遽総集編を放送したりと前代未聞なことやらかしたり。

製作者側は当初、26話の2クール制作を予定してたのに、フジテレビのワンピの早期移動の要求により、全20話と言う中途半端な終わり方をしたり、バレーかなんかで何度も放送がズレて放送が終了した同年8月に当初放送できなかった「首なしライダー」を放送したり、翌年に最速記録的に再放送があったものの、なぜかたったの4回で打ち切りになったり、スタッフが2chをよく利用してたり(これは本当の話)、とにかく掘り返せばたくさんの苦労話がある作品なんですよ。

なんだか、外側で色々ある作品ですが、内容は本当に一見の価値があると思うんで、今回は英語版ですが、まだ見たことが無い人は今からでも遅くないんで、(いや、もう5年経ってるか・・・)このレビューを見て、是非、この作品を知っていただきたいと思います。

と言うわけで、お待ちかねの学校の怪談第1話「今夜霊達が甦る!!天の邪鬼」英語版レビューをお楽しみ下さい。

 

まず最初はプロローグの用務員(?)のおじさんのが登場するシーン。

喋ってる内容はあんまり変わりませんが、「こら!誰のいたずらだ!」と言うシーンは"Hey! Hey, quit messin' around"つまり「こら!散らかすのをやめろ!」と言ってます。直接的に、「いたずらをするな!」にはなりませんが、ニュアンス(雰囲気)は一緒になるんで話は通ります。

意味が変わってくる部分は今のところ見られません。ただ、メリーさん(多分)が「後ろよ」というシーンの声の人が日本版の幼女声から姉さんに変わってるところだけですかね?

まあ、妖しい雰囲気は出てましたが、やっぱりメリーさんはもう少し若い人にやってもらいたかった。
では、オープニングに移動。

 
「君の事こと〜」が"About You"って、まんまじゃないっすか?

OPに字幕がついてくるんですが、歌詞の翻訳がもうそのまんまです。面白いぐらいそのまんま。
言い回しが変わってる場所とか一切ありません。本当にそのまんまです。

ただ、学怪のOPって、時間的な事情で歌詞を変なところでぶちぶち切ってる部分が多く、日本語にしても意味が通ってない場所が多いんで、その辺を現地人がちゃんと理解できてるかは気になるところです。

ちなみに、この学校の怪談はADVと言う現地の会社が発売したアニメなので、スタッフの名前が全て英語(ローマ字)になってます。(バンダイ製の北米版の場合は全て日本語でした。)

さらにさらに、このOPに出てくる歌詞。何故か、2話目以降歌詞が全て
ローマ字の表記になってます。
じゃあ、最初の英語訳はなんだったんでしょう?

 

写真左はOP最後に出てくるタイトル。(この作品は珍しく最後までタイトルが出ません。)見たとおり、日本語の横に英語タイトルが入ってます。この辺の差し替えはできなかったんでしょうね。(一応、タイトルが表示される間も、OPアニメの一部だから。)

こうやって比較すると日本のロゴの方が力入ってるように見えますね。
まあ仕方ないんですが、タイトルロゴは作品の顔なんだから、もう少しひねって欲しいかった・・・

あと、サブタイトルも日本語表示の下に英語表示がありますが、これはこちらで字幕表示にしてるからで、実際は表示されません。

 

OP終了後すぐのシーン。この辺も主人公達が喋ってる内容が全然日本版と変わってません。
小学校の名前も自分で字幕をつければ、日本語の下に写真右のように表示されます。

気になる主人公さつきの声も現地では、聞きなれた典型的な吹き替え声優の声でした。

 

今回の英訳である意味ショックだったのが、この主人公の父方の祖父母。(というか、おじいちゃんの方)なんと言うかこのじいちゃん、喋ってる言葉がすごく汚くなってるんです。

主人公たちが死んだ母親の実家に引越ししてきたシーン。
このお父さんの行動に対して、"It's sick! You're sick"って、おじいちゃん・・・実の息子に「おまえは病気だ」あるいは「気持ち悪い」なんて、ひどすぎです。

日本版では、「何も死んだ嫁の家に住まなくたって、うちに来ればいいものを」と言っていますが、 こちらでは息子を軽蔑してます。

そして、極めつけがこれ↓


訳:"このアマがくたばったら、ベガスに移ってやる。"

このおじいちゃん随分とキャラが変わっていました。うしろの優しそうな奥さんに対して、Bitch="メス犬"とは・・・(英語圏では女性に対しての最も酷い侮蔑語)

ここは本来、さつきたちが、「おばあちゃん家広いね〜」と言ったセリフに対して、おじいちゃんが孫と一緒に住めない寂しさ皮肉を兼ねて「どうせ、うちは広くないからな」と言っていますが、おじいちゃんだけ暴走気味。

しかも、このじいさん(とばあさん)、泣いても笑ってもこのシーンが最後。
これ以降、ストーリーに一切出てきません。(最終回出てたかな?)

こんな悪印象を残したまま去っていくなんて、現地ファンがどうみることやら・・・


ここで、サービスカット。

このアニメが一部でかなり人気が高い最もな理由が、この日曜の7時半と言う時間帯にもかかわらず、パンツ!パンツ!パンツ!とにかく、ほぼ毎回パンツが出てくるアニメとして、有名な作品でした。この、学校の怪談がこちらでは絶対に放送または発売されないだろうなと思っていた理由が、このパンチラとパンツシーンの多さ。規制に厳しいアメリカでは絶対にこんな内容のアニメなんか発売できんだろうなと、昔から思ってました。

でも、なぜか今日のようにこう発売され、レーティング(年齢制限)がPG(規制で言ったら2番目にゆるい)だったりと、本当にこんなんでいいのかと思う今日この頃です。

まあ、学校の怪談の魅力はパンツだけではないんで、誤解しないようにお願いします。(まあ、最終回のアレは伝説的でしたけどね・・・)

ちなみに、こちらでは下着のことを上記のようにパンティーかアンダーウェア(まんま下着)と言います。
大体、女の子のパンツは前者を使うことが普通ですけどね。

途中を略して、主人公が学校に行って旧校舎に入るシーン。

 
桃子かわいいよ桃子。(*´Д`)ハァハァ

この子です。管理人をオタに誘ったのは。全ての原因は、この子のこのかわいさの所為です。

登場シーンは違いがありませんでしたが、右の写真。
手前に写ってるこのガキ、青山ハジメって言うんですが、なんじゃそのセリフは?

この"Giggity, giggity"は、いわば擬音語なんで、日本語には意味がありません。
ただ、置き換えるとしたら・・・

なんでしょう・・・とりあえず、日本語に直すとハァハァかな?(とにかく、いやらしい感じ)
でも、このときのセリフは、「う、美しい〜」なんで、どちらもおかしいですね。

そして、ここで間違いを発見してしまいました。

 

さつきが、桃子に自己紹介をするこのシーン、字幕よく見てください。
"I'm Satsuki Manshita"って書いてありますよね?

さつきの苗字はまんしたではなくみやのしたです。(ちなみに漢字で宮ノ下と書きます。)
なんだその中途半端な誤変換は?(英語にしたとき、言いにくいか?)


そして、"That's right"と否定しませんでしたよ、この子

宮ノ下をまんしたって・・・・あ〜でも、もしかしたら、この誤訳はただ単に翻訳家が聞き間違えたのかも?(昔、日本人が、アメリカンのことをメリケンと聞き間違えたレベルの聞き間違え?)

 
 

お次は二宮金次郎が出るシーン。
このシーン、夜遅くにヘッドフォンを付けてみると結構ビビリます。(目を開けるときの音が)

二宮金次郎は置き換え無く、Kinjiro Ninomiyaになってます。(二宮全米デビュー?) 
そして、右下のコマ、日本では「うわっ」って表現されるようなシーンでは、"Christ"と英語的表現になっています。

そして、不覚にも笑ってしまったシーンがこれ。

先程のシーンの後、二宮金次郎が目を開けた瞬間、みんなが驚いて逃げるシーン。
字幕にしたときのみ見れるこれ、わけの分からない文字がたくさん書いてあるので、不思議に思い、
とりあえずそのまま読んでみると、なんと、BGMの擬音体でした

これって必要ですか?
こちらの字幕でもここまで細かく音楽を字幕に表示させることなんかありません。

通常だと、[Play BGM♪]ぐらいですが、これははじめてです。

 
 

この、学校の怪談英語版、基本的にみんな使ってる言葉が汚いです。
まずは左上、「猫なんかほっとけ」のシーンが「猫なんか、知るか。多分もう死んでるって」
結構ひどいです。

その隣、男子二人が花子さんにビビって女子トイレに入るのを拒むシーン。
日本語では、
さつき「なんで入らないのよ?」
ハジメ「女子トイレはちょっと・・」
レオ「いかにも出る雰囲気ですし・・・」
さつき「なによそれ?意味わかんない」←ここが、

さつき「黙れ、とっとと入んなさい!」
さつきがドキツイ性格に・・・

左下、桃子が花子さんを呼ぶシーン「はーなーこさん」が「神の名において」
違う。桃子さんそれ違う。それじゃ別のモンが召喚されます。

右下、喋ってる内容は一緒ですが、妖怪の名前「てけてけ」が英語発音で「テーキテーキ」。
まるで、メキシコ料理にありえそうな名前になってました。

とまあ若干ですが、一部の表現が日本版と違ってます。

 
 

天の邪鬼の声が微妙に似てたり。(一番最初の登場したときの声だけ。変声機使ってるから?)
ただ、偉い事に、オバケ日記の霊眠内容に大した違いが無かったですね。また、字幕をつければ、ちゃんとオバケの名前も字幕ついたりとサービス満点。

霊眠シーンは省略して、最後。

 

無事霊眠させたと思ったら、実は霊眠用の大楠木が宅地開発のせいで切り倒されて、天の邪鬼が一体どこに霊眠したか分からなくなって困ってるシーン。

さつきのセリフがあまり綺麗じゃない部分以外一緒ですね。

 
 

ちなみに、このDVDの発売前に、学校の怪談の英語版は日本版とは違う内容と書かれていましたが、実際に見てみるとそうでもありませんでっした。(あれ?)

多少期待はしていたので、残念でしたが、逆に内容が変わっていない方が、現地のファンと学校の怪談について、語り合えることので、ありがたいです。


でも、学校の怪談は本当に面白いので、まだ見ていない方は見る機会是非ご覧ください!
そして、続編の制作をみんなで願いましょう。(未だに願ってる人)

今回は以上です。

文・写真 ヨシ沢



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