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|| 2011年12月07日 |
TOKYO NICONICO COSPLLECTION
12月4日、ニコニコ動画と大手コスプレコミュニティサイト・Cureとのコラボで生まれたコスプレイベント、「TOKYO NICONICO COSPLLECTION」、通称コスコレが、六本木ニコファーレにて行われました。このイベントは、ニコファーレの特設ステージで、100人を超えるコスプレイヤーさんがパフォーマンスやダンスを披露するコスプレイヤーの祭典。
高いクオリティを誇り、世界中から賞賛を浴びる日本のコスプレ文化。撮影会が主体のイベントが多い日本では珍しいパフォーマンス主体のイベントの様子は、ニコ生だけでなく、niconico.comでもライブ配信がされ、14万5601人が視聴、33万を超えるコメントが、日本のみならず世界中から集まりました。また、リアルタイムにコメントが会場一体に映し出されて盛り上がりを見せる、まさに最新の技術が組み合わさった、新世代コスプレイベント。
そんな、日本で活動するコスプレイヤーによるパフォーマンスは海外のコスプレイヤーにはどう映ったのか?また、ライブ配信がされた今回のようなパフォーマンスイベントは今度、コスプレ文化にどういった影響を及ぼすのか?海外からイベントに対する反応と著者の感想を綴っていきます。

「コスコレ!」は、日本のみならず海外へもライブ配信がされた。
全く新しいコスプレイベント、コスコレ!
今回のイベントで最も注目すべき点は、とにかく「コスプレイヤーさんが動く」ということでしょう。
コスプレの魅力は、もちろん、好きなキャラクターの衣装を着て、決め台詞を言ったり、ポーズを決めたり、同じ作品のキャラクター同士で劇中のシーンを再現したり、楽しみ方はたくさんあります。この楽しみ方は万国共通で、いわばコスプレイヤーだけが味わえる至極の楽しみでもありです。
しかし、これまでの日本のコスプレイベントと言えば、写真撮影会というイメージがありました。もちろん、仲間同士で集まり、シーン再現し、写真に収めるのも楽しみのひとつですが、海外イベントの方を多く見ている著者にしてみると、日本のコスプレは、どうしても写真文化という印象がありました。
一方、海外のアニメイベント・コンベンションといえば、コスプレをイメージする方が多いと思われます。たしかに、参加者のほぼ半数がコスプレイヤーと言われる海外のイベント。コスプレをした参加者が会場内やホテルを歩き回り、また期間中は、街中がコスプレイヤーで溢れます。実際、会場に足を運ぶとその状況がよく分かると思います。冒頭でも強調した、「動くコスプレ」は、海外では日常の光景なのです。
そんな、アニメコンベンションの中でも一番の人気を誇るのが、「マスカレード」というコスプレパフォーマンスイベント。ステージの出演者は、もちろん一般の参加者がほとんど。ただし、ステージで着用する衣装は手作りであることが原則。皆、多くの日本のコスプレイヤーさんのように、衣装から小物まで工夫しながら作り、日本に勝ると劣らないコスプレイヤーが多く出演します。
また、このイベントは、単なる衣装コンテストにあらず。そう、このイベントのメインは衣装の出来だけではなく、パフォーマンスや寸劇なのです。作品の好きなシーンを再現したり、自分たちでオリジナルのストーリーを考えたりと、動く同人誌とも言われるほど、多彩な表現で参加者を楽しませてくれます。
さらに観客のリアクションもイベントに華を添えます。パフォーマンスの素晴らしい作品には割れんばかりの歓声や拍手が送られ、出来が悪ければブーイングの嵐が起こるなど、会場全体が一体となり、イベントを盛り上げます。まさに、リアクションの大きい海外ならではと言ったイベントです。
現在、日本で、そういったイベントを体験出来るのは、毎年8月に名古屋で行われる世界コスプレサミット(以下、WCS)でしょう。WCSでは、世界各国から集まったコスプレイヤーによるパフォーマンスが披露されるだけではなく、国内コスプレイヤーによる衣装コンテストを行うなど、日本のコスプレ文化を海外に発信するイベントとして有名です。そして、会場には、多くのコスプレイヤーが集まり、ステージを見るだけではなく、仲間同士で撮影会を行っています。その様子は海外のイベントさながら。
ことWCSに関しては、ステージパフォーマンスなど世界から逆輸入した形のイベントなので、純粋な日本のイベントとして考えるのはちょっと違うかもしれません。それでも、会場内を自由に行き出来る光景は、海外のコスプレイベントを思わせます。
その他では、神戸で行われる、神戸コスプレコレクション。こちらは今回のコスコレのように、ダンス・アクション・ウォーキングなど、パフォーマンスを主体としたコスプレイベントです。
さて、今回のコスコレですが、著者は、WCSやこれまでのイベントから一線を画した全く新しいイベントだと考えています。たしかに、コスコレは、海外のイベントのようにパフォーマンスを主体としたコスプレイベントです。しかし、そのパフォーマンスの中には、誰もが驚くような演出が施されています。
そう、ニコファーレの特殊技術によるステージの演出。パフォーマーごとに変わる背景やキャラクターのイメージに合わせたエフェクトが施され、まさにアニメの世界が、現実の世界にやってきたような迫力満載のステージで、海外の視聴者からも、「映像が美しい!」や、「背景がカッコイイ」、「ワンダフル!」など演出について絶賛するコメントも多く見られました。コスコレは、海外のイベントの良さと日本のコスプレ文化の良さをうまく融合させた、まさに次世代のコスプレイベントなのです。

生放送では、CGをふんだんに使った演出が見られました。
海外からの反響
今回のイベントの様子は、日本のみならず全世界にも同時に発信され、海外に住む多くのコスプレファンも視聴しました。では、実際、海外からの反応はどうだったのでしょうか?海外イベントへの参加が多い、著者にも、それはとても気になっていたので、海外の反応が見られるniconico.comの方で、終始視聴していました。
海外の視聴者のコメントは、会場のスクリーンでも表示されていたので、ご存知の方も多いかと思われますが、結論から言いますと、賞賛の嵐。日本のコスプレイヤーさんや、その衣装クオリティの高さを賞賛するだけはなく、会場の設備、演出など、イベント全体に対する反応はとても良かったです。
特に反応が高かったのは、ダンス・アクションパート。海外では動きの激しいアクションが好まれる傾向にありますが、それはここでも反映していました。また、アクションパートでも、バイオハザードやFinal Fantasyなど、海外でも人気の高い作品の、特に、自分の好きなキャラクターが出ると、コメントの投稿スピードも上がり、視聴者もイベントを楽しんでいる様子が伺えました。しかし、反面、海外ではあまり知られていない作品の時は、コメントのスピードも落ち、ドライな反応も見られ、やはり演技・パフォーマンス部分だけで観客を魅了するには、これからと言ったところだと思います。
そして、もう一つ海外からの反応でよかったものは、やはり演出の部分。ある意味では、日本の得意分野でもある最新技術との融合は、もちろん海外からの反応も高く、「これはCGなのか!?信じられないぜ!」や「羨ましい!」、「私も行きたい!」などのコメントがあり、コスコレの試みを高く評価する声がありました。

コメント、CGなど駆使し、全く新しい世界を作り出したコスコレ
コスコレが与える影響とは
ダイナミックなパフォーマンス、迫力満点のステージに最新技術を駆使した数々の演出。コスコレは、洗練された究極のコスプレエンターテイメントの名に相応しく、日本のそして世界のコスプレ文化に一石を投じるイベントだと考えています。
また、コスコレには、日本のコスプレ文化を海外に発信すると共に、ある意味、海外が本場の「動くコスプレ」を日本で行うという挑戦があったように思えます。また、世界に発信できるよう、アクションパートなどでは、あえてセリフを入れないなど、誰でも楽しめるような演出がされ、ただ単に海外のやり方を取り入れるのではなく、日本らしいアレンジが施された部分も多く見られ、非常にハイブリットなイベントである印象があります。
今までに誰も見たことがないような、そんな全く新しいエンターテイメント。2.5次元の世界を生放送で演出するこの技術、手法は、今後海外でも取り入れられるのではないでしょうか。コスコレは、マスカレードやパフォーマンス文化が深く浸透している海外のファンをも唸らせたのですから、今後、新たな世界大会が生まれるかもしれません。
そして、日本国内に関して言えば、コスコレのような、「動くコスプレイベント」が続々と登場していくのではないでしょうか?
この場合は、パフォーマンスだけではなく、海外のイベントのように、コスプレをしながら自由に会場や街中を歩き回ることができるそんなイベントです。海外では、その他に好きなキャラクターの衣装を着て、1日中そのキャラクターで居続けることが出来ます。また、武器の制限(一部例外あり)や撮影場所の制限もなく、コスプレ初心者でもいつでも迎え入れられ、撮影会への飛び入り参加などでき、自由に交流をすることが出来ます。
単純に海外のものを日本に取り入れることは出来ませんが、日本の視聴者のコメントを読む限り、「すごく楽しかった!」、「私もコスプレがしたい!」など、コスコレの試みが非常に受け入れられているようなので、今後、日本でも自由にコスプレが出来て、海外のような「動くコスプレイベント」が開催されれば、パフォーマンス文化もドンドン認知され、さらに広がるのではないかと思います。
コスコレが生み出した新たなコスプレの可能性。その成長や広がりは無限大。日本の動くコスプレイベントはここからがスタートだと思いますので、今後もこのイベントが続き、日本から生まれた新しいコスプレイベントとして、海外でも浸透していければと思います。
今回は以上です。
文 ヨシ沢
注・画像は、全て生放送の映像をキャプチャ
関連リンク
TOKYO NICONICO COSPLLECTION
コスコレ!公式コミュニティ-ニコニコミュニティ
乾たつみ氏によるブログ 気ままにコス日和
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