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|| 2008年05月06日 |
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|| 機巧童子ULTIMOの父、スタン・リー 突然ですが、皆さんは「機巧童子ULTIMO」という作品をご存知ですか?
4月18日に発売されたジャンプスクエアセカンド(以下ジャンプSQII)にてスタン・リー原作、武井宏之作画により新しく連載されたマンガです。
ストーリーを簡単に説明すると、「完全な善」と「完全な悪」に分かれている2体の「機巧童子」と呼ばれる人工生命体によるバトルマンガ。(原案がアメコミなだけあり発想はシンプルです。)
この作品の一番の見所といえば、やはり、アメリカンコミック(通称:アメコミ)と日本のマンガの融合。
いままで、日本がアメコミ原作を日本化したり、米国が日本のマンガのアイディアを使用したりと何度も定期的な交流は行われてきましたが、今回は両国の著名人によりゼロから生み出しされた完全なオリジナル作品と言うところが、この作品のミソではないでしょうか。
しかし、大抵の方は武井宏之氏の名前を聞いただけで代表作が出てくると思いますが、原作のスタン・リーと聞いてもいまいちピンと来ない方が多いと思います。
せっかく夢のコラボレーションを実現した2人なのに、原作者の知名度、認知度が低いと、今後作品を楽しむ上で、いまひとつ理解にかける可能性があります。
そこで今回は、ここアメリカにおけるスタン・リーの人物像ついて調べてみたので、紹介します。
では、本文スタート。
5月4日、ここLAにおいて、アメリカンコミックとSFのイベントが行われました。
会場はLAのダウンタウンより15分ほど西へ行った、シュラインオーディトリウムという会場で行われました。ちなみに、ここシュラインオーディトリウムは第63回から第73回までのアカデミー賞が行われた場所です。
 ここカリフォルニアでは、全米最大級のオタクイベント、アニメエキスポのみならず、最大級アメコミイベント、コミコンが開催されますが、今回のイベントは小規模なため、マニアックな人しか集まらないイベントでしたが、普段うちで紹介しているようなアニメイベントと雰囲気は同じ感じです。
 しかし、イベント会場には所狭しと多くのアメコミショップが並び、アメコミ好きのマニアが大勢訪れ、自分たちのお目当てを物色していました。
 基本的には、アメコミやSFに関するグッズからコミックを扱う店が多数出展していましたが、少数派ながら、日本のアニメ関連商品を扱う店も出店してました。
現地人もどこと無くアメコミとジャパニメを同じ扱いをしているようにも思えます。

注:一応、アメコミイベントですよ? さて、会場の概要を理解していただいたところで、本題であるスタン・リーについて紹介したいと思います。皆さんも気になる、スタン・リーとはいったい何者なのか?まずはここから紹介していきたいと思います。
スタン・リーとは、アメコミの巨匠または神呼ばれる程、アメコミ界では有名な原作者です。その代表作には、スパイダーマン、X-メン、ハルクなど、日本でもなじみのある有名なアメコミの生みの親。
多彩な才能を持ち、一応漫画家ではありますが、原作者であり、時にはキャラクターデザイナーにもなるアメコミ文化に無くてはならない存在です。
日本人的な考えだと、原作者がこれほどまでに崇められるのは珍しく思えます。
(結局、作品の良し悪しはキャラクターデザインという人も多くは無いでしょうか?)
しかし、アメコミの製作方法は日本とそれとシステムが違うため、米国ではアイディアを生み出した人間がその作品とダイレクトにリンクするため、例え、原作者自身が絵が描けなくとも、「あなたがいなければ、この作品は生まれなかった」と多くのファンがリスペクトしています。
では実際、どれほどのスタンファンがいるのかを紹介してみましょう。

真ん中がスタン・リー。今年でなんと86歳! 今回のイベントでは、スタン・リーのサイン会が開催されるので、現地のスタン人気を目の当たりに出来るいい機会でした。
こちらがサイン会場の様子。
 ご覧になると良く分かると思いますが、とにかく人、人、人。
とにかく会場をぐるりと回る行列そして、サイン会前を埋め尽くすギャラリー。
実はこの会場の半分がサイン会用に設けられたスペースで、上記で紹介した写真は会場の半分でしかなかったのです。
サイン会は12時から1時までの予定でしたが、終了時間を予定よりも30分オーバーしてもまだ数十人残っていたので、おそらく少なく見ても200〜300人はいたと思われます。
 自身のサインが終了しても、神様を見たいと、サイン会場にはファンがごった返しする状況。
また、その参加者も老若男女、人種も様々。
 親子2代、人によっては親子3代でファンを続けている人もおり、ただの趣味の範囲を超え文化の一部になっているアメコミ。サイン会に参加した少年は「スーパーヒーローの生みの親」に会えた喜びで、目を輝かせてました。
何年経ってもその人気が光を失わない、衰えない、これがアメコミの魅力なのかも知れません。
そういった中で、現在米国で日本のアニメ、漫画が人気を得ることが出来たのも、30〜40年前に日本のクリエーターたちが慣れ親しんだアメコミ、SFの基礎となった文化が米国生まれだからじゃないでしょうか?
そして、その基礎となったのが、このスタン・リー氏とその多くの作品たちなのです。

自分のポートフォリオを手にニッコリ。 さて、最後になりましたが、現在ジャンプSQIIで掲載されている「機巧童子ULTIMO」は今後、ジャンプスクエア本誌に場を移し本格的な連載を開始します。
ジャンプSQIIで掲載されたにインタビュー内容よると、スタンは原作のみ提供で武井氏が自分なりに製作を行っているようです。
日本の漫画ともアメコミともつかない独特の世界観を持つこの作品は、現時点では評価が付けられない未知数の作品ではありますが、オタクの海外進出の賜物であるのは明確です。
この作品の成功によって、今後の漫画世界情勢の明暗がはっきりと分かれるのではと予想されます。
まあ、難しく考えなくても漫画界における異文化交流はめったに見れるものではないので、皆さんもこれを機会に是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
今回は以上です。
文・写真 ヨシ沢
参考URL:ジャンプスクエア ジャンプSQ.II(セカンド)公式Web
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